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メディア露出に成功している企業が伝授!「REACH REACH、私はこう使う!」

株式会社花形 2022.09.15 #インタビュー
メディア露出に成功している企業が伝授!「REACH REACH、私はこう使う!」

大学の志望理由や、実技試験、面接などの総合的な評価で、合否が決まる「総合型選抜(AO入試)」。受験生が年々増加しており、世間で注目されている受験方法です。今回は、そんな総合型選抜に特化した専門塾「AOI」を運営する株式会社花形の広報担当・田原さんにお話を伺いました。

REACH REACHは「インプットの場として活用」

——REACH REACHを知った経緯を教えてください。

もともとMBSの方と親交があった小澤代表から「今度、こんな面白い取り組みをするらしいから、参加してみようと思う」と相談されたことが始まりです。当時、社内では広報を立ち上げてまだ1年半しか経っておらず、詳しい者が1人もいない状況でした。私はせめて、今自分が取り組んでいることが「正解なのかどうか」を相談できる相手がほしい、と思っていたので、参加できたらとても心強いだろうと思いました。
また、弊社は本社を京都に構えていますが、かつて京都からは、京セラやオムロンなど、ベンチャーから始め、世界に羽ばたくような企業が多く誕生していました。ただ、最近はそういった企業も減り、小澤代表はかねてより「関西からもっと多くの企業を算出したい」と考えていたようです。代表は「関西のベンチャー企業をサポートしたい」という志を持ったREACH REACHだからこそ、参加を決めたのだと思いますよ。

——なるほど。取り組み内容と活動指針の両方に共感いただいたのですね。御社が実際に入会して半年以上経ちましたが、役立った取り組みはありますか?

私が一番ためになった取り組みは、月に1、2回程度開催されるセミナーですね。最近だと7月に「Makuake」の共同創業者兼取締役である坊垣さんの講演がありましたよね。セミナーの内容そのものも非常にためになったのですが、私は特にその後の名刺交換タイムや交流会が好きで、積極的に参加しています。有名企業の広報の方とつながりを持て、講演会の内容をもっと掘り下げられるので、貴重なインプットの場だと感じています。

——やはりほかの広報担当の方とは、積極的に接点を持つほうがいいでしょうか?

そう思いますよ。私は広報を始めてすぐのころに、情報収集や発信に役立てばと思い、Twitterを始めたんです。現在は4,000人くらいの方がフォローしてくださっているのですが、このSNSのおかげで、ベテランの広報さんが新人向けに主催する広報交流会の存在を知りました。交流会では、広報同士で記者の方を紹介し合ったり、実際にメディアの方を呼んで会話をしたりと、新たな人脈作りの糸口を見つけられました。この経験から、広報同士のつながりは、ノウハウの蓄積だけでなく、メディアの方との接点づくりにも役立つと気付きました。

——人脈作り以外に、REACH REACHに参加したことで、広報の成果に直接つながるメリットはありましたか?

プレスリリースの添削なども非常に役立ったのですが、REACH REACH経由で、実際にMBSの記者の方を紹介してもらえたことが一番大きいですね。記者の方には「総合型選抜で受験をする学生が増えている反面、制度自体の知名度が低い」と話したところ、非常に興味を持っていただけて。MBSのよんちゃんTV内の「いっちょかみ!」コーナーの『最新「習い事」事情』という特集を組んでいただき、約4分半の尺を使って取り上げていただきました。
また、その放送を見たほかの記者の方が、次はよんちゃんTVで取り上げたいと仰っていただき、今度は9分程度の特集映像を放映してくださって。メディア掲載は連鎖するものだと実感しました。
そして学生や保護者の方からの反響もそれなりにあったので、メディア露出によるメリットは決して小さくないと思います。

メディア露出のために心掛けていること

——メディア露出につなげるために、記者の方へのアプローチで心がけていることを教えてください。

メディアの方との交流会で、私が必ず意識していることは「名刺交換で終わらない」ことですね。社交辞令の「また連絡します」で関係が終わるともったいないので、交流会の後は必ずメールで「弊社に興味を持ってもらえたのなら、この日にお会いできませんか」とアポイントの連絡を入れておきます。

——そのように連絡を入れ続ける中で、実際に成果にはつながりましたか?

つながりました。メールを積極的に送ったことで、なんと関西ラジオの出演が決まりました。私、以前からラジオの露出にはずっと興味があったんです。昔、放送作家の方とお会いする機会があって、その方から「ラジオはいいデジタルタトゥーになるよ」と教えていただきました。ラジオは自分の言葉で思いを話せますし、ネット上に記録が残る分「メディア実績」の信頼性にもつながります。テレビや他のメディアに売り込むときも役立ちますよね。

——確かに。直接リスナーに熱いメッセージを伝えられて、かつ信頼性も高いラジオは、ベンチャー企業にとって狙い目かもしれません。ほかにも心がけていることはありますか?

もう一つが「記者の方にいきなり自社サービスの話はしない」ことですね。これは私の考えですが、記者の方は「企業のサービス」ではなく「それが社会問題をどう解決するか、それを通して世の中に何を伝えたいか」など、サービスの先にあるものに興味があるのだと思います。だからこそ私は記者の方にお会いしたら、まずはサービスの代わりに総合型選抜そのものの魅力や課題を伝えるようにしています。

REACH REACHを使い倒すコツ

——再度REACH REACHの話に戻ります。REACH REACHの活用方法がわからないという広報担当の方のために、使い倒すコツを教えていただけますか。

私は「行動力」が鍵を握っていると思います。REACH REACHが主催しているセミナーや、その後の交流会など、人脈作りの場は事務局の皆さんが用意してくれていますよね。だから、まずは一歩踏み出して参加してみる。そしてそこからさらに一歩踏み出して、アポイントを取り付けてみる。このマインドがあれば、機会を最大限に生かせると思います。
また、遠慮しないことも重要です(笑)私は、事務局の皆さんから声をかけていただく機会を待つのではなく、自分からも「プレスリリースの添削お願いします!」「ご飯行くなら呼んでください!」と積極的に関わるようにしていました。その甲斐あって、今回のインタビューの機会にも恵まれたのかな、と思いますね。

——何かあったときに、声をかけやすい存在になることも重要ですよね。それでは最後に、REACH REACHに追加で要望などがあれば教えてください。

もちろん今の取り組み内容には満足しているのですが、あえてお伝えすると、もっと会員同士の交流の場があるといいですね。広報同士で、さらに意見交換や、共同イベントなどの話ができれば面白いなと思います。REACH REACH主催の広報交流会などがあれば、ぜひ参加してみたいです。

——ありがとうございます。これからも満足いただけるようさまざまな取り組みを企画していますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。引き続きREACH REACHをどうぞよろしくお願いします。

株式会社花形
2016年、京都でAO推薦入試専門塾AOIの前身となる「STEP REVOLUTION」を創業。2017年に「株式会社花形」として事業をスタート。2018年には大阪校、西宮北口校、渋谷校を次々と開校し、事業を拡大。翌年、オンライン校を開校し、オンライン添削サービス「Quick Check」をリリース。2021年には専門塾としてのノウハウをまとめた書籍『7日間で合格する小論文』を発売。「大学受験のあり方」を変え、子ども達に本当に必要な教育を施すため、関西にとどまらずさまざまな事業展開を続けている。