まずは、企業ブランディングにおいて重要となる「情報を効果的に伝えるための言葉の選び方」について。

企業にはそれぞれ、商品やサービスの特徴を表す「広告コピー」があります。コピーには、商品の第一印象を形成する「自己紹介」、商品を使用することで得られるメリットを伝える「提供価値」、顧客の生活にどのような価値を提供するかを示す「課題解決」の3つの要素が含まれます。

コピーは企業の伝えたいメッセージをただ言葉にするだけでは受け手には響きません。受け手に共感を抱かせ、必要性を認識してもらうことが重要であると佐久間氏は話しました。

　　

続いて、企業の方向性を明確に示す「MVV（ミッション、ビジョン、バリュー）」の考え方について。

参加者は、それぞれ配布された用紙に自社のMVVを記入し、順に発表しました。佐久間氏は参加者の発表を個別にアドバイスした後、より効果的に伝えるためには「抽象的な表現ではなく、言葉から映像が浮かぶ表現であることが重要」と指摘しました。

　　

佐久間氏のアドバイスを基に、参加者はそれぞれ自社のMVVを見直しました。

その後も、自社の言葉を深めるワークが続き、参加者は用紙に向かって一生懸命頭を働かせていました。実践を通して、セミナー開始当初よりさらにブラッシュアップされた言葉が生まれ、自社についてより深く考えている様子でした。

　　

ワークショップ形式のセミナーは約2時間半にわたり、参加者は自社の企業価値について改めて見つめ直す貴重な機会となりました。