「関西スタートアップ関係者 Meet Up!」 100名を超える熱気あふれる交流イベントを開催
2024年3月12日(火)、MBSちゃぷらステージで「関西スタートアップ関係者 Meet Up!」を開催しました。当日は100名を超えるスタートアップ関係者が一堂に会し、会場は活気にあふれていました。今回のイベントの共同主催企業である株式会社ユーザベースからは、「2023年度の国内スタートアップ資金調達動向と関西の現状」と題したセッションが行われ、参加者同士の交流も含め、充実した内容となりました。当日の様子についてレポートします。
まずは、今回のイベントで司会を務めるMBS・古川圭子アナウンサーから開会の挨拶がありました。
続いて、ユーザベース NewsPicks Company Brand Design Division 事業開発・金田 翔吾(かねだ しょうご)氏よりイベントの趣旨説明を行いました。金田氏は「多くのスタートアップ関係者が集まるこの場が、皆さまの次なるビジネスにつながる機会となれば大変喜ばしく思います。」と述べました。
主催団体の1分間ピッチ
まずは、イベントを主催する4団体の自己紹介を兼ねた1分間ピッチ。 トップバッターは、REACH REACH事務局のMBS・大西です。大西からは、REACH REACH第2期の活動報告や今春からスタートする第3期についての説明がありました。
次に登壇したのは、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構「U-FINO(ユーフィーノ)」・池田 亮(いけだ りょう)氏です。主な活動として、関西のイベント情報を連携して発信する「関西イベントカレンダー」の運営、イノベーターが集まるコミュニティ「It’s Sta.」の運営、大学や研究機関による体験型展示会やトークセッションなどを行うイベント「イノベーションストリームKANSAI」について紹介がありました。
続いて、国際イノベーション会議「Hack Osaka(ハック オオサカ)」を運営する公益財団法人都市活力研究所・渡部 萌恵(わたなべ もえ)氏。年に一度開催する関西最大級の国際イノベーション会議「Hack Osaka」は、関西のみならず、全国、海外からもスタートアップエコシステムのプレイヤーが参加し、トークセッションやピッチなどを行います。昨年開催されたイベントでは約800名の参加者が集まり、大盛況でした。
最後に、株式会社ユーザベース CEO室コネクター・渥美 奈津子(あつみ なつこ)氏。ユーザベースは「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」をテーマに「NewsPicks(ニューズピックス)」などさまざまなサービスを提供しています。
ユーザベース INITIAL担当によるメインセッション
1分間ピッチの後、ユーザベース Marketing Division(INITIAL担当)志賀 康平(しが こうへい)氏、NewsPicks Content Culator 平川 凌(ひらかわ りょう)氏より「2023年スタートアップ資金調達動向と関西の現状」についてのメインセッションを行いました。
近年、国内のスタートアップ市場は急速に発展しており、多くの投資家がその可能性に注目しています。セッションでは、スタートアップ市場のトレンドや動向について深く掘り下げました。志賀氏、平川氏曰く「最近のトレンドとして、かつてIPO銘柄の中心であったSaaS系企業から研究開発型とよばれるスタートアップ企業に投資資金が集まり始めている」と話します。
また、エリア別のスタートアップ資金調達額の割合についての統計から、東京都がトップで全体の約8割を占め、2位の大阪府はわずか数%にとどまっていることが明らかになりました。一方で、大学発のスタートアップは近年、全国的に社数・調達額ともに右肩上がりであり、関西地域(大阪、京都、兵庫)でも総資金調達額の上位10社のうち6割が大学発のスタートアップであることがわかりました。今後は、関西地域における大学発スタートアップの成長が、関西のビジネスを活性化する鍵として期待されるでしょう。
メインセッションが終了し、REACH REACH事務局の大西が乾杯の挨拶を行いました。大西は、「先ほどのセッションを聞いて、まだまだスタートアップの主要地は東京であることに悔しさを感じますが、REACH REACHでは関西の企業で連携を強化し、皆で関西を盛り上げていきたいと考えています。この場を通じて、多くの方とつながり、ビジネスの機会を生み出し、関西の発展を全国、そして世界に向けてアピールしていきたいです!」と熱い思いを述べました。
交流会は2時間近く行われ、参加者同士があいさつや歓談をして交流が深められました。 REACH REACH第2期最後のイベントは盛況な雰囲気で幕を閉じました。
REACH REACHは第3期も積極的に連携して関西の企業を盛り上げられるよう、まい進いたします。 引き続きよろしくお願いいたします。