2022年12月14日(水) 16時より、MBS内会議室にて、REACH REACH会員社向けイベントとしてPR、発信のプロである株式会社OK Junction 代表の漆畑慶将氏を招き「ライトニングトーク」を開催しました。

ライトニングトークは非常に短い時間でプレゼンテーションする手法です。 当日は３社が参加し、順番に自社の紹介と、課題感を持っている部分についてスピーチをしていただくようにお願いしました。

トップバッターはハンドメイド好きが集まるSNS「croccha」を運営するtryangle株式会社。 手芸プラットフォームを運用する一方で、オリジナル商品「作家のためのレジン」が好調な同社。 スライドを表示し、自社のサービスや強みについて説明しながら、藤原社長が現在感じているマーケティング面などの課題について触れます。

　

それに答える形で、漆畑氏が短期的・長期的な方策やどんなチャネルでの発信が効果的なのかについてアドバイス。 プレスリリースを多く打つことが可能な状況だと話される藤原社長に、その枠を使ってどんな内容を発信していくか、例をあげて説明していきます。

メディアの記者は、どんなリリースに興味をもって取り上げるのか？記者との関係性の作り方は？ 多くのスタートアップ企業が共通して抱える課題に漆畑氏が示したアプローチ方法には意外なものもあり、他の参加社からも質問が飛んでいました。

　

続いて、さまざまな専門を持つ大学教員５人が設立した研究開発型スタートアップ、大阪ヒートクール株式会社がプレゼン。
同社が開発する、「ThermoScratch」は「かゆみ」の悩みに対して、「温度で五感をハックする」ことでダメージを与えずにかゆみを抑えることができます。
（こちらの記事でも紹介しています）

競合優位性もあり、市場サイズも大きくなっている中、やはり広報的な面での悩みを抱えていると話される伊庭野代表。
多くのスタートアップが抱える「メインの事業以外の商品やサービスも積極的に出していくべきか」という話題になると、漆畑氏からもアドバイスがある一方、隣席の藤原社長がご自分の体験を共有しながら、ざっくばらんに参加社で話し合う一面もありました。

　

最後は株式会社グッドニュースです。
広報ご担当の板倉さんは企業・学生・学校の3者間を結ぶ採用ツール「CareerMap」を運営する同社の事業についてパンフレットをもとに紹介した後、 「専門学校」の魅力の伝え方に関する課題を相談。
「言い方を変えてみるのはダメなのかな？」
「何かトレンドにのってみるとか…」
イベント後半でお互いが打ち解けた雰囲気となり、参加社全員からアイデアや意見が活発に飛び交います。

有識者から意見やアドバイスをもらうだけではなく、参加いただいた会員社がお互いの悩みに共感し、自らの経験を共有して話し合う、とても発展的で有意義な場となりました。