京都信用金庫「QUESTION」で 出張REACH力アップ相談会をお試し実施!
2022年8月25日(木)、京都信用金庫が運営する施設「QUESTION(クエスチョン)」で、REACH力アップ相談会を実施いたしました。
京都信用金庫から推薦を受けた4社が参加、MBS、博報堂のREACH REACHメンバーが広報・マーケティングを軸に、企業の発信に関する悩みに答えました。
伝統産業、後継事業など、歴史があるが故のお悩み
今回のお悩みは、長い歴史をもつ京都ならではのお悩みが多く寄せられました。
「歴史を尊重しつつ、事業を現代にフィットし拡大していくには?」
「現業の技術転用で企業成長を図る際に、気にすべきことは?」
「家業を継ぐことになった。リブランディングは例えばどんなアプローチがあるのか?」
「京都特産で、希少価値も高いが、認知を得られていない…。」
昔からあるもので、新しい話題をつくることが難しい。
歴史ある、老舗家業・伝統工業等の事業をされている方の共通のお悩みの1つに「ベンチャー企業のように”世の中にまだない新しいサービス”ではないため、話題の作り方が難しい」というものがありました。
そのお悩みに対して、例えば下記のようなアプローチが出てきていたのでご紹介です。
■アプローチ例1:まだ世の中にとっては”普通”でない部分を切り取る。
歴史ある家業を継いでいる環境に生まれ育つと、卓越した「職人技」も ”当然のこと” と捉えがちです。
しかし実際には世の中の人にとっては目新しく、まだまだ知らない情報である場合が多くあります。
例えば、そのような「職人技」のこだわりや技が効いている部分を、わかりやすい言葉選びと見せ方で伝えることは、SNS等での発信材料に十分なりうるという意見が出ました。
■アプローチ例2:流行りや時流から逆算しリリース発信を行う。
現在行っている既存事業、新規事業をメディアが食いつきやすい時流に引っかける部分だけで同じリリースでもメディアが変わります。
例えば、昨今で言うとSDGs文脈に照らし合わせてみて、現行の事業の商材の素材を、海洋プラスチックのリサイクル素材に一部切り替えることで、海の美化に繋げる…等々、行なっている事業を変えずとも、SDGsの文脈に既存事業を乗っけることも発信の話題作りと言う観点では有効という話が出ました。
まとめ
今回色々いただいたお悩みの根底に「歴史がある事業ならではの発信の難しさ」がありました。
もちろん、伝統や格式を守る中で変えてはいけない部分はあると思います。しかし、既存のコト/モノもいろんな角度から話題を作ることができます。
もし、後継事業や、伝統産業に従事される方で同じく発信にお困りの経営者様/広報様がいらしたら、是非一度REACH REACHにご相談ください。