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【PRメンター相談会】「企業が発信する際に気を付けるべきポイント」とは?

2022.02.02 #PRメンター相談会
【PRメンター相談会】「企業が発信する際に気を付けるべきポイント」とは?

2021年12月8日(水)、大阪市北区茶屋町のMBSにて「REACH REACH(リーチリーチ)」の2回目のPRメンター相談会が開催されました。今回は、関西発のスタートアップ企業を含む7社が参加。前回に引き続き、MBSテレビの番組チーフプロデューサーを務める田中良氏が講師となり、MBS、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズの社員とともに、企業の広報に関する悩みに答えました。


今回は、PRメンター相談会で出た質問内容と、どんな業種にも応用できそうなナレッジを、編集部がまとめてみました!

子ども向けお料理教室「ゆめつぼ」の強みとは?

集客数が日本一の子ども向けお料理教室「ゆめつぼ」を展開する「㈱ルーアンライト」の大坪代表との面談では「『ゆめつぼメソッド』を活用した『子どもレシピの動画』の販売をECサイトで始めたが、売れ行きが良くない。レシピ動画のPRリリースを出そうと思うので、紹介文の添削をお願いできないか?」という相談がありました。

 
相談会の様子
相談会の様子

そのまま添削に取り掛かるかと思いきや、MBSの田中プロデューサーの回答として以下のようなアドバイスが出てきました。

「ゆめつぼメソッドはそう簡単にまねできるものではない。リリースを出す以前に、動画は販売にこだわらず、サービスを多くの人に見てもらえるチラシのようなツールとして捉えてみては?もしくは、お料理教室の会員のみが無料閲覧できるようにし、マーケティング調査をしてみてはどうか?」

「また、子どもが1年で料理を作れるようになる『ゆめつぼメソッド』は、情報鮮度の観点において強いコンテンツ。フードロスにもつながるので時流に乗った、SDGsの観点を打ち出せるのではないか。
またメディア側から見た取り上げやすさの点でいうと、子ども達が施設を訪問してお料理をふるまうなど、サービスをイベント化し可視化をすれば、”画”になるのでTV局も取材する可能性が高まるのでは?

【編集部のメモポイント】
メディアの視点から見た「企業が発信する際に気を付けるべきポイント」

(1) 媒体に必要な要素の提供
情報の価値だけでなく、媒体が情報を届ける際に必要な要素(TVであれば「画」、ラジオであれば「音」など)を意識すると、各媒体の記者も取材がしやすい。

(2) 時流に合わせる
SDGsなど、世の中の時流に合わせたトピックに関連付けることで、企業の発信内容が「取り上げるべき情報」に昇華する。

相談会を終えたあと、大坪代表からは「アドバイスいただいた内容を反映し、ゆめつぼメソッドを映像として伝えられるようにしていきたい。今後は上級者向けコースや、発達障害、知的障害がある子ども向けのコースも作っていく予定。」とおっしゃっていました。